【借りる】賃貸物件の管理会社と呼ばれるもの(勘違いしてる?)
この記事は以下のような方に読んでいただけると嬉しいです。
- 物件を紹介してくれた業者が管理会社だと思っている方
- 誰が管理しているかわからない方
- 管理会社ってなに?という方
そもそも管理ってなに?
管理ってなに?かといいますと、借りている住居やテナント等の建物を、ちゃんと住めるように維持するための業務のことを言います。
例えば
・設備(エアコン壊れた、お湯がでない)等の故障に対する対応
・敷地内に駐輪場が無いのに自転車で溢れていることへの対応
・建物エントランスの電球が切れていることに対する対応
などなど、細かく言えば超いっぱいありますが、賃貸の条件として貸し出している設備といわれるものが壊れたりしたら直す、秩序が乱れていたら正す努力をすることのようなイメージです。
「どこを」「誰が」管理するのか?
本題ですね。
まずは、「どこを」についてです。
基本的には、以下の2つのエリアだけです。場所によって管理エリアが分かれているんだ!と知っておいてください。
- 専用部の管理(≒部屋の中のこと)
- 共用部の管理(≒部屋の外かつ敷地内のこと)
次に、「誰が」についてです。
基本的には、以下の2者だけです。貸主か委託された会社かというだけです。
- 貸主
- 管理会社
基本的にはこれらの組み合わせとなります。
細かいこというと、管理業務の一部委託などもありますが、ここではシンプルにするために触れません。
- 専用部も共用部も貸主の管理
- 専用部も共用部も管理会社の管理
- 専用部は貸主だが、共用部は管理会社の管理
- 専用部は管理会社だが、共用部は貸主の管理
じゃあそれをどこで知ればいいの?
結論から記載すると、重要事項説明書に記載されています。
紛争防止条例に基づく説明書という書類もあるのですが、これは東京ルールと呼ばれており、東京以外では説明されることは少ないため、割愛します。
重要事項説明書は、賃貸物件を契約する際に、契約前に宅地建物取引士が必ず説明する義務のある書類です。
この書類に、「専用部」「共用部」「自主管理」「委託」「管理会社名」等の記載があったら、そのあたりに書いてあります。
基本的には、何かが起きたら、該当する場所に対応した管理者に連絡すればOKです。
ちなみに、そこに物件を紹介してくれた業者の名前が無ければ、その業者は仲介だけが仕事の範囲で、居住後のアレコレは業務範囲外です。
ただ、困ったときに連絡すれば、手伝ってくれる業者もいますが、業者から管理者に伝達してもらっても、本人からではない受け付けてくれない管理者もいるので、万能ではありません。
され、いかがでしたでしょうか。
これは、勘違いされていることが極めて多いため、記事にさせていただきました。
コメント